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【歩き続けるための健康術】自覚症状なく進行する骨粗鬆症 予防の基本は「食事と運動」 (1/2ページ)

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 ウオーキングの季節が到来。健康増進や生活習慣病予防を目的に「歩き続ける」ために注意するべきポイントを4回にわたってお届けする。

 骨の強度が低下し、骨折しやすくなる「骨粗鬆(こつそしょう)症」。高齢化に伴い患者は増加している。国内の推定患者数は1280万人。うち、女性の比率が多いが、男性患者も300万人と推定されている。

 「骨粗鬆症の恐ろしいところは、痛みなどの自覚症状が無く進行していくところ」と語るのは、ゆりクリニック(東京・芝)の矢吹有里院長。骨折して気付くケースも多いというが、高齢の場合「たかが骨折」とはいかなくなる。

 内閣府の「高齢社会白書」(平成29年版)によれば、65歳以上の要介護者等で介護が必要になった主な原因として、脳血管疾患、認知症、高齢による衰弱に続き、骨折・転倒が上位となっている。

 「高齢者の骨折は、それまでの生活が一変する。例えば、脚の付け根の大腿骨近位部骨折は、寝たきりとなったり、他の病気を併発したりして、1年後の死亡率が、2・9倍高くなることも報告されています」(矢吹院長)

 骨密度は成長とともに増え、20代で最大となり、年を取ると減少していく。女性の場合は、閉経後に急速に骨密度が低下し、骨粗鬆症が増加する。次の項目に当てはまる人は男女とも注意が必要だ。

 (1)20代の時の骨密度が低い、骨量が少ない
 (2)糖尿病
 (3)アルコールを多飲する
 (4)慢性腎臓病
 (5)胃を切除した
 (6)ステロイド薬を服用している

 これらの該当者や、更年期を迎えた女性は、「整形外科などを受診し、骨密度検査やエックス線検査など骨粗鬆症のチェックを受けると良い」(矢吹院長)。

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