記事詳細

【阿部亮のつぶやき世界一周】超異常な寒波と大雪!この冬の天候がカオス状態だったワケ

 この冬、北半球は超異常な寒波と大雪に襲われた。

 昨年末から今年1月中旬にかけては北米大陸が、続いてヨーロッパが大寒波に襲われ、多数の凍死者が出た。

 1月末には日本全土が記録的な寒さと大雪に。2月中旬には米国で、西部は異常な寒波、東部は熱波で記録的な暖かさになった。

 さらに2月末には再びヨーロッパ全土に大寒波が襲来し、それぞれの都市が過去数十年ぶりや、新記録の低温や降雪量を記録し多数の人的物的被害が出た。

 ナゼこんな異常な冬になったのかを調べてみて驚愕(きょうがく)した。この冬の異常気象は、北極の高層大気温の急上昇が原因らしいのだ。

 太陽光(=エネルギー)が極小の北極圏は、常に周辺部より低温になり、上空には年中、強い低気圧が発生している。それが地球の自転方向に非常に強力なジェット気流の渦である「極渦(きょくうず)」を造り、北極圏で形成される寒気団を閉じ込める役割を果たしている。

 北極高層の大気温は、真冬はマイナス70~80度のハズだが、ナゼか昨年末には通常よりもプラス20度、1月初旬にもプラス25度、2月中旬には何とプラス40度も急上昇した。その結果、極渦が弱まったり蛇行したりして、北極寒気団が中緯度地方に南下し、異常低温と大雪を何度も発生させた。

 この北極の高層大気温の急上昇は、実は数年前から発生し始めていて、冬だけでなく、近年の世界各地の超異常気象の主な原因の一つとされていて、この冬はそれがより活発&カオス化した。

 ナゼ北極の大気温が急上昇するのかについては、地球温暖化の影響説と、それと真逆な、地球は小氷期に向かっている説が対立中だ。

 ■阿部亮 北海道札幌西高等学校卒業。19歳で陸路を世界一周。ニッポン放送「阿部亮のNGO世界一周!」のメインパーソナリティ。ミャンマー、ネパール、カンボジア、ブルキナファソ(西アフリカ)に12校の学校を建設している。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう