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【長田昭二 ブラックジャックを探せ】脊椎の低侵襲手術を実現、直径7ミリの内視鏡「PELD」 岩井整形外科内科病院副院長・古閑比佐志さん (1/2ページ)

★岩井整形外科内科病院(東京都江戸川区)副院長・古閑比佐志さん(55) 

 JR総武線小岩駅から徒歩5分ほどの住宅地にある岩井整形外科内科病院は、整形外科や内科など9つの診療科と56の病床を持つ中規模民間病院。副院長を務める古閑比佐志医師は、脊椎の内視鏡手術における豊富な実績で高い知名度を持っているが、その経歴はユニークだ。

 「学生の時、最も難しいとされていた脳腫瘍の手術に憧れて」脳神経外科に進むが、その後基礎研究に転じてゲノム解析の研究に打ち込む。しかし、臨床への思い断ちがたく、40歳を過ぎて、再び外科医として手術室に立つことになる。

 「約10年のブランクを超えてなお、自分の優位性を発揮できる分野は何か-と考え、内視鏡手術に行きついたのです」

 現在、同院で行われている年間700件を超える手術のほぼすべてに入り、その高度なテクニックを発揮するだけでなく、若い医師への技術継承にも力を入れる。

 そんな古閑医師がいま取り組んでいるのは、頸椎や腰椎の手術に直径わずか7ミリの内視鏡を使って行う「PELD」と呼ばれる最新の術式だ。

 「患者さんにとって非常にメリットの大きい低侵襲手術なので、私にだけできても意味がない。この手術が全国で、しかも安全に行われるようになることが目標です」

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