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日米で大論争! コーヒーでがんになるのか 米裁判所、スタバなどに「警告表示」すぺきと判断 日本の国立がん研は「リスク下げる」 (2/2ページ)

 一方、長年コーヒーと病気との関係を研究している日本の国立がん研究センターの「多目的コホート研究」によると、コーヒーが病気のリスクを下げるケースが報告されている。

 同研究では、病気になる前の人を20数年間追いかけ、コーヒーを飲む人、飲まない人がそれぞれ病気になるかならないかといった調査を行っている。

 その結果、コーヒーを飲む人は飲まない人に比べて、肝臓がん、子宮体がん、膵がん(男性)、浸潤結腸がん(女性)などのリスクが下がることが分かったという。米国の裁判で問題となっている「アクリルアミド」については、乳がんを対象にした研究で、リスクは「上がらない」とされた。

 がん以外でも、脳腫瘍のリスクが1日3杯以上のコーヒーで下がるほか、糖尿病のリスクも下がるという結果になった。

 世界保健機関(WTO)の専門組織は2016年に「発がん性がある可能性を示す決定的な証拠はない」との調査結果を報告している。

 前出の中原氏は、「コーヒーに含まれる『クロロゲン酸』は抗酸化物質であるポリフェノールの一種で、アンチエイジング効果があるとされる。良いものも入っていれば悪いものも入っているということだろう。結局飲む量が問題だ」と話す。

 何事も過ぎたるは及ばざるがごとしか。

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