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【人とペットの赤い糸】動物通し子供の心ケアする施設「グリーンチムニーズ」 200種類の動物が学校や地域社会への復帰手助け (1/2ページ)

 数年前、米ニューヨーク郊外のブリュースターに、動物や植物との触れ合いを通して、子供たちの心のケアを行い、生きる活力を与え、自立を支援する素晴らしい施設「グリーンチムニーズ」を訪問したことがある。

 広大な約67万5000坪の敷地を有する児童養護施設で、グリーンの煙突をシンボルとして、「グリーンチムニーズ」と呼ばれている。70年前にサミュエル・ロス博士によって創設された。

 敷地には、ファーム(農場)、寮、学校、幼稚園、図書館、食堂、植物園、野生動物保護センター&リハビリテーションセンター、ヘルスセンターなどがある。

 学校や地域でケアすることができない子供たち約200人(5~18歳)の心のケアを行っている。約100人は敷地内の寮(1人部屋)で暮らし、24時間監視態勢が整っている。残りの約100人の子供たちは自宅から通っている。1クラス8~12人で、教師の目が行き届くようにしている。

 自閉症やアスペルガー、発達障害や虐待によるトラウマ、注意欠陥・多動性障害(ADHD)、胎児性アルコール症候群、強迫性障害、その他の合併症などの子供たちを受け入れている。これらの子供たちはほぼ全員学習障害がある。

 また、子供たちだけではなく、虐待を受けて傷つけられた動物や傷ついた野生動物の保護、ケアも行っている。施設には専門の教師、精神科医、獣医師、看護師、農場スタッフ、食堂スタッフ、ソーシャルワーカーなど約600人のスタッフ、ボランティアが働いている。心が傷ついた子供たちのケアをするために取り入れられているプログラムが、動物の世話をしたり、触れ合いの機会を提供することだ。

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