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【どこまで分かる その検査】「嗅覚検査」ってどんな検査? 2種類の調べ方で伝導性か神経性か鑑別 (2/2ページ)

 もう1つの検査は「静脈性嗅覚検査(アリナミンテスト)」。ニンニク臭のあるビタミンB1(2cc)を腕に注射する。するとビタミンB1の嗅素が血流にのって肺に行き、肺胞で拡散されて呼気からニンニク臭を感じる。ニンニク臭を感じるまでの時間(潜時)とニンニク臭が消えるまでの時間(持続時間)を測定する。正常では潜時が10秒以内、持続時間は1分以上という。

 「つまり、T&Tテストは鼻穴から調べる検査で、アリナミンテストは気管の方から調べる検査。ですから、T&Tテストの反応が悪い場合、アリナミンテストの潜時が正常なら伝導性嗅覚障害、潜時が長ければ神経性障害に相当します。それに私たちの研究で、潜時が17秒以下なら手術の予後が非常に良いことが分かりました」

 ただし、どちらも自覚的検査なので、結果の信頼度は被検者の協力に強く依存されるという。

 ■基準嗅覚検査は4500円(3割負担で1350円)、静脈性嗅覚検査は450円(同140円)。※基準嗅覚検査は大型の脱臭装置が必要なので、行う施設は限られる。

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