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【健康誌イチオシ特報】失明原因第1位の緑内障、早期発見が肝要 正しい目薬のさし方で治療効果がアップ!

 目を酷使する現代、視力に悩む人は多いと思いますが、目の病気で最も恐れられているのは、緑内障でしょう。

 緑内障は、日本人の失明原因の第1位です。なぜ、失明してしまう人が多いのかというと、初期には病気にかかっている実感がないため、手遅れになることが多いからなのです。

 緑内障は、眼圧が高くなり、視神経がダメージを受けて発症します。視神経がダメージを受けると、視野が欠けていきますが、徐々に進行するため、気づかず放置すると、失明に至ることもあるのです。

 また、視神経がもともと弱い人は、眼圧が正常値の範囲内でもダメージを受け、緑内障になることもあります。これが「正常眼圧緑内障」と呼ばれるもので、日本人の緑内障の約9割がこのタイプです。

 緑内障による失明を防ぐには、早めに発症に気づき、早めに治療を始めることが大切です。日頃から、人間ドックなどで眼底カメラの検査を受けておくとよいでしょう。

 緑内障の治療は、目薬で眼圧を下げることが基本です。緑内障の目薬に関しては、ここ数年で多くの新薬が登場し、選択肢が増えています。

 その1つは、合剤(複数の薬を混ぜたもの)で、1回さすだけで2種類の目薬の効果が得られるようになりました。

 これまでの薬と異なる仕組みで眼圧を下げる新薬も、いろいろ登場しています。薬の選択肢が増えた結果、手術をしないでも緑内障が治療できるケースが多くなってきたのです。

 しかし、せっかく目薬を処方されても、正しい使い方ができずに、その効果を十分得られていない人が実に多いのです。

 目薬のさし方は、誰でも「知っている」と思いがちです。ところが、専門医のグループが調査をしたところ、9割の人がさし方を間違えていたのです。

 目薬をさしたら、「目を軽く閉じて目頭を押さえる」ことが大事なのですが、ほとんどの人はこれができていません。

 例えば、目薬をさしたあと、目をパチパチさせる人がいますが、それでは涙と一緒に目薬が流れて、効果が薄れてしまいます。点眼した目薬の一部は、鼻を通って口に流れます。その流失を減らすように目頭を押さえ、目薬を目にためること。これで効果がぐんと高まるのです。

 目薬を2種類以上さす場合、1つの目薬をさしてすぐ次をさすと、前の薬が流れてしまいます。間隔を5分以上空けるなど、時間をずらすのが正しいさし方です。

 正しい目薬のさし方の手順=別項=を示しましたので、参考にしてください。5月号の『健康』は、そのほかにも、視力をアップさせる方法が満載です。(『健康』編集長 嶋 崇)

 【正しい目薬のさし方】

(1)手をよく洗う=目の感染症を防ぐために、石けんできれいに手を洗う
(2)下まぶたを引いて点眼=一方の手の指で下まぶたを軽く引きながら、目薬をさす。
(3)目頭を1分押さえる=目薬をさしたら、まぶたを軽く閉じ、目頭を1分ほど軽く押さえる。
(4)ティッシュペーパーで拭く=あふれた目薬は、きれいなティッシュペーパーで拭きとる。

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