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【長田昭二 ブラックジャックを探せ】病気になってからの治療より「病気にならない」予防に重点 東京国際クリニック院長・循環器科部長、高橋通さん (1/2ページ)

★東京国際クリニック(東京都千代田区)院長・循環器科部長、高橋通さん(49)

 東京駅八重洲南口。超高層複合ビル「パシフィックセンチュリープレイス丸の内」の9階にある東京国際クリニックは、人間ドックと完全予約制による一般外来診療を柱にした都市型高機能診療所である。

 院長を務める高橋通医師は、長く「救急医療」の最前線で実績を積んできた循環器内科医。

 「自分で意識しなくても動き続け、その動きが止まった瞬間、命も途絶える-。そんな心臓の重要性、もっといえば“神秘性”に憧れてこの領域に進みました」

 狭心症や急性心筋梗塞など、瀕死の状況で救急搬送されてきた患者が、治療によって劇的に回復し、笑顔で、歩いて退院していく。高橋医師は、そんな光景を数多く見てきたが、彼の目標はそれにとどまらなかった。

 「治す以前に、病気にならないことを目指すべきだ-と考えたのです」

 自らの軸足を予防医療にシフトさせた高橋医師にとって、現在のクリニックは理想の施設。人間ドックの他に、心臓、脳、がんの専門ドックを網羅。無症状の段階で病気を見つけ出し、早期治療に結び付ける取り組みに力を入れる。加えて、併設の同クリニック歯科との密接な連携によって、精度の高い予防医療の仕組みも構築した。

 「症状がなくても、『何となく心臓に不安がある…』という人の心臓を丁寧に見ていくと、本当に異変が見つかることが少なくない。そうしたケースを確実に洗い出し、病気にならないようにしたいのです」

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