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【人とペットの赤い糸】違法薬物流入を防ぐ麻薬探知犬 育成施設で高度な訓練を修了、約3割が合格 (1/2ページ)

 人間と比べて、約1億倍の嗅覚を有する犬は、さまざまな場面で活躍している。

 海外から持ち込まれる麻薬や違法薬物などを水際でくい止める活動をしている犬が、麻薬探知犬である。英語では、「Drug Detector Dog」または「Drug Sniffing Dog」と呼ばれ、麻薬の臭いを嗅ぎ分け、麻薬を見つけ出す仕事を担っている。国内外の空港で、スーツケースや荷物に鼻を近づけて、くんくん嗅ぎまわっている麻薬探知犬を見かけることも多くなってきた。

 麻薬探知犬の主な犬種は、ビーグルとジャーマン・シェパード、ラブラドルレトリバーだが日本では主にジャーマン・シェパードとラブラドルレトリバーが活動している。海外でビーグルが選ばれる理由としては、犬の中でも優れた嗅覚を有しているからだ。麻薬探知犬の歴史は、1935年にカナダで初めて、ジャーマン・シェパードとともに活動を開始したといわれている。日本には79年、米国税関の協力を得て、連れて来られた2頭が成田空港の税関に配置されたのが最初である。現在、約130頭の麻薬探知犬が、全国の空港や港、国際郵便局などの税関で活躍している。

 1歳から約8歳までが麻薬探知犬として仕事をしているが、昔は能動的なアグレッシブドッグ(Aggressive Dog)と受動的なパッシブドッグ(Passive Dog)に分けられていた。アグレッシブドッグは、貨物の中の麻薬を探知し、足で引っかいて麻薬探知犬訓練士(ハンドラー)に知らせる。パッシブドッグは旅行者が持ち込む麻薬を探知し、その場に座って知らせてくれるというものだ。

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