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【超かんたん!図解で認知症予防】「イキイキ脳」で人生100年時代を楽しく (1/2ページ)

★総括編(1)

 認知症予防のポイントを本連載監修のメモリークリニックお茶の水・朝田隆先生にお聞きしました。

 --先生は「認知症予防で大切なのはMCI(軽度認知障害)で食い止めること」を著書や講演でお話しされています。

 朝田 認知症になる手前の状態、いわゆる「グレーゾーン」がMCIです。MCIの段階であれば訓練次第で進行を遅らせることができると考えられています。

 認知症は発症の15~20年前から少しずつ始まる病気で、発症前に必ずこのMCIを経過しますから、ここで食い止めることがとても大事です。MCIは4年でその半数が認知症に進むといわれていますが、必ずしも認知症を発症するとは限りません。また、もしMCIと診断されても訓練次第で状況を改善したり進行を遅らせることは可能です。

 それが先週までこの連載でイラスト図解してきた、さまざまなトレーニング方法や生活習慣改善のメソッドです。認知症予防のポイントは「脳が空回りを始める前にスタートする」ことです。

 --自覚症状の有無に関わらず、「予防」を意識した生活を送るべきですね。

 朝田 認知症リスクを高める糖尿病や高血圧など、生活習慣病をコントロールすることはもちろん大切です。そこに認知トレーニングを習慣づけて「イキイキ脳」を維持することは、「人生100年時代」を迎えたこの時代、誰にとっても大切になってきます。

 アメリカで大きな反響を呼んだ『The End of Alzheimer’S (邦題:アルツハイマー病 真実と終焉“認知症1150万人”時代の革命的治療プログラム)』(デール・ブレデセン著)という本が今年2月に日本でも発売されました。