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【命を奪う心不全を防ぐ!】心筋梗塞で倒れ意識を失った人への対処 発症20分以内に救急車を呼べ (1/3ページ)

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 急性心不全の原因で多いのは、虚血性心疾患と呼ばれる心筋梗塞だ。虚血性心疾患は、心臓の筋肉(心筋)に血液を送り酸素や栄養を届ける血管(冠動脈)が狭くなったり詰まったりすることで起こる。冠動脈が狭くなるのが狭心症、詰まってしまうのが心筋梗塞だ。

 心筋に血液が行かないと壊死していくが、壊死の部分が広がるにつれ心臓の収縮・拡張ができなくなり、全身の血液の巡りが悪くなり、命にかかわる危険な状態に陥る。

 心筋梗塞で倒れ意識を失った場合は、心肺蘇生法を試みながら救急車で病院に運ぶべきだが、強い胸痛などの症状があり、別項のチェックリストの2つ以上あてはまる場合は待ったなし。症状が出てから10~20分以内に救急車を呼ばなければならない。

 心筋梗塞の症状は、最初は締め付けられる、焼けるような胸の痛みを訴える人が多い。また、放散痛、関連痛といって、肩や腹部など、胸以外の痛みがある場合もあるが、50歳代くらいまでの若い人であれば「強い胸痛を覚えることがほとんどです」と、東京ベイ・浦安市川医療センター循環器内科部長の小船井光太郎医師。

 急性心筋梗塞の場合、病院ですぐ行われるのは再灌流療法(カテーテル治療)だ。手首や、太ももの付け根などから動脈に細い管(カテーテル)を入れて心臓、冠動脈まで進め、詰まっている部位に風船入りの管を通し、風船を膨らませて冠動脈を押し広げ、必要があればステントという、折りたたんだ金網を広げて血管壁を補強する。

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