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【マンガ探偵局がゆく】パロディの巨匠が名作をギャグ化 「みなもと太郎の世界名作劇場 ハムレット」 (1/2ページ)

★ミッション(32)「ハムレット」を笑って読むなら

 このところ増えているのが「おすすめのマンガを紹介してほしい」という依頼。すすめたものを気に入ってもらえるかどうかは、人それぞれの趣味嗜好もあって難しいのだけれど選んでみた。

 「話題のマンガ『君たちはどう生きるか』をやっと読みました。吉野源三郎さんの原作は中学時代に図書室で借りて3分の1くらい読んだところで挫折しましたが、羽賀翔一さんのマンガ版はわかりやすくて、最後まで読むことができました。読みそこなった名作もマンガでなら読めそうな気がしてきました。何かおすすめのものはありますか。できれば、笑えるものがいいのですけど」(53歳・悩める会社員)

 名著のマンガ化はこれまでに何度も繰り返されていて、最近では講談社がマルクスの『資本論』やドストエフスキーの『罪と罰』、荻生徂徠の『政談』などをマンガにした「まんが学術文庫」を創刊して話題になっている。

 巨匠たちも名著のマンガ化に取り組んでいて、横山光輝の『三国志』や手塚治虫の『罪と罰』、永井豪の『ダンテ神曲』、白土三平の『シートン動物記』など、マンガとしても完成度が高いものが多い。

 依頼人の「笑える」という要望に応えるなら、『みなもと太郎の世界名作劇場 ハムレット』(マガジン・ファイブ)をおすすめしたい。版元は2016年になくなったが、古本での入手は難しくない。

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