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【阿部亮のつぶやき世界一周】地球の大気はどうやってできたのか? 元は金星・火星と同じCO2の星

 前々回のコラムのために地球の二酸化炭素(CO2)を調べて分かったことがある。地球の兄弟星である金星と火星の大気組成は良く似ていて、金星・火星ともに95%以上がCO2、窒素は3~4%程度なので、地球も元は同じようなCO2の星だったということだ。

 それが現在の窒素78%、酸素21%、でCO2がわずか0・04%になったのは(1)地球がハビタブルゾーンにあって、液体の水が存在し続けたこと(2)地球の大きさが大気を抱えておける程大きかったこと(3)その環境で、40億年前生物が誕生し、その後の進化で光合成生物が生まれて大繁栄したこと-がある。

 46億年前、誕生したばかりの地球は、高温・高圧で水蒸気が地上を覆い尽くしていた。数億年かけて地表が冷え、水蒸気が雨となって地表に降り注いで海ができると、大気の主成分はCO2と窒素になった。CO2は重く水に溶けやすい性質のため、海面で反応して石灰として海底に堆積し続け、十数億年かけてCO2は減少し、大気の主成分は窒素になった。

 そして27億年前、太陽の光エネルギーを利用して光合成を行うシアノバクテリアが海中に誕生し、CO2と水から有機物と酸素が生成されるようになると、大気中のCO2はさらに減少し、酸素が増え始めた。

 その後、生物が進化して陸上に進出し、多様な植物による光合成が活発に行われたことで、酸素はさらに増加。結果的に大気は数十億年かけて、窒素と酸素を主成分とする現在の組成になった。CO2を減らしたければ、もっと植物を大切にすべきなのだ。

 ■阿部亮 北海道札幌西高等学校卒業。19歳で陸路を世界一周。ニッポン放送「阿部亮のNGO世界一周!」のメインパーソナリティ。ミャンマー、ネパール、カンボジア、ブルキナファソ(西アフリカ)に12校の学校を建設している。

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