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【阿部亮のつぶやき世界一周】スウェーデン人と会ってあらためて驚いた…エメラルド色の瞳のナゾ

 先日、知人が連れてきたスウェーデン人と会食して、あらためて驚いたのがエメラルドグリーンの瞳。今年40歳の彼は、先祖からの生粋のスウェーデン人=コーカソイドで、間近でその瞳を見ていると魅入られる感じでとても不思議。なので緑の瞳のナゾを調べてみた。

 最新の研究では、現生人類ホモ・サピエンスは約30万年前にはアフリカ大陸のあちこちで暮らしていたとされている。

 十数万年前に地球は氷河期を迎え急速に寒冷化し、アフリカ各地で砂漠化が進行した。そこで10万年前、一部がアフリカを出てアラビア半島経由で西アジア各地に移動。そこから東に移動したのが、われわれモンゴロイドの祖先。西アジアから北上後に西に向かったのがヨーロッパ人の祖先だ。

 ただし、そこには別の現生人類クロマニョン人が既に定着していた。DNA解析の結果、ホモサピエンスとクロマニョン人の混血が進み、現在のヨーロッパ人の祖先の一部になったようだ。

 2万年前、氷河期がピークを迎え、ヨーロッパ北部の高緯度地方は氷河が、北海やバルト海も氷結して徒歩で渡れる状態になり、北欧地方にはその前後に人類が定着。ただそこは冬場の日照時間が数時間しかなく、夏場は白夜に近いという極端な環境の地だった。

 そこで世代を重ねるうちに、瞳や髪や肌のメラニン色素(紫外線から体組織を守る機能)が変化・突然変異して、冬の暗さに適応した緑や青の瞳と、金やプラチナ色の髪と、真っ白な肌になった。

 人類も他の生物同様、環境に適応したモノが生き残った。

 ■阿部亮 北海道札幌西高等学校卒業。19歳で陸路を世界一周。ニッポン放送「阿部亮のNGO世界一周!」のメインパーソナリティ。ミャンマー、ネパール、カンボジア、ブルキナファソ(西アフリカ)に12校の学校を建設している。

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