記事詳細

【マンガ探偵局がゆく】紙とデジタルのコラボが期待されたが…かつて話題の無料マンガ週刊誌はどうなった? (1/2ページ)

★ミッション(35)かつて話題の無料マンガ週刊誌は?

 古いマンガに関わる依頼が多かったので今回は最近…と言っても約10年前の疑問について。

 「無料でマンガが読める海賊版WEBサイトが問題になっていますね。私もよくわからないままタダならラッキーと思って利用していました。マンガ家さんには迷惑なことだった、と後で気づいて反省してます。ところで、10年くらい前になりますが、無料のマンガ週刊誌が創刊されて話題になったことがありました。東京でしか手に入らないようで、地方に住む私には縁がなかったのですが、その後どうなったのでしょう」(36歳・営業ウーマン)

 無料のマンガ週刊誌とは2007年1月に創刊された『コミック・ガンボ』のことだろう。発行元は、デジマ。在京テレビ局や企業向けITアウトソーシング大手などが出資するベンチャー企業で、社長は大手広告代理店の出身だった。

 創刊号は首都圏のJR線29駅で無料配布され、公称発行部数は10万部。

 執筆陣は夏目漱石の「坊ちゃん」を原作にした『BOCCHAN』の江川達也や『岳人列伝』の村上もとか、SF野球マンガ『G-Cup』の板橋しゅうほうなど、無料とは思えない豪華な顔ぶれ。第2号からは、人気落語家、林家木久蔵(現・木久扇)が原作を、はまのらまが作画を担当した『林家木久蔵伝 昭和バカ囃子』がスタート。その後も、すがやみつるの『サラリーマントレーダーあらし』などが登場した。240ページとボリュームはないものの、いま読み直してもなかなか読み応えのある内容だ。

 配布地域以外でも読めるように、掲載作品をPCやケータイ向けに配信したのも当時としては新しかった。無料で読むには制限がつくが、月500円の有料会員になると、制限なしの読み放題になった。

zakzakの最新情報を受け取ろう

関連ニュース