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【どこまで分かる その検査】生活習慣病になりやすいか、アルコールの分解力の強さもわかる サインポスト遺伝子検査 (1/2ページ)

 食事や運動に気をつけていても生活習慣病になりやすい人もいれば、気をつけていなくても生活習慣病になりにくい人もいる。その個々の体質を調べるのが「サインポスト遺伝子検査」だ。

 大阪大学医学部発のベンチャー企業・サインポスト社(大阪市)が開発した検査で、「肥満」「体内老化」「動脈硬化」「高血圧」「高血糖」「血栓」など、生活習慣病に関連する14項目の生まれ持った遺伝リスク(体質)を評価する。

 検査で行うのは5ccの採血だけ。遺伝子の何を調べるのか。2年ほど前から導入している「弥生ファーストクリニック」(東京都中野区)の早川佳代子院長が説明する。

 「人の遺伝子配列は99・9%が同じですが、残りの0・1%が個人の違いを生んでいます。この違いを『SNP(スニップ)』といって、生活習慣病に関わるSNPは100種類以上あることが知られています。検査では複数のSNPを測定し、各項目に関連するSNPをどの程度多く持っているかを調べるのです」

 評価の基礎データは、大阪大学医学部の研究成果を中心として日本人1万症例以上を有し、アジア人を対象としたデータベースでは世界有数の規模を誇るという。

 14の検査項目の中に、変わったものでは「アルコールの分解力の強さ」なども含まれる。結果報告では、各項目のリスクが3段階もしくは5段階で評価され、測定遺伝子とその主な働きなども表示される。

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