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【人とペットの赤い糸】健康なペットの体づくりは食事から 犬、猫で異なる必要な栄養素 (1/2ページ)

 近年、人間の平均寿命の延びと同様、犬・猫の平均寿命も延びてきている。2017年のペットフード協会の調査によると、犬の平均寿命は14・19歳、猫は15・33歳に伸長した。平均寿命が延びた理由としては、(1)良質なペットフードの普及(2)獣医療の発達(3)健康チェック・予防接種の普及-などが考えられる。

 健康な人の体づくりには、バランスの取れた栄養が不可欠だが、ペットの健康を守るにも日ごろの食生活が重要だ。だが、人と同じ食事を与えてよいのだろうか?

 実は、人、犬、猫では必要な栄養素が異なる。例えば、タンパク質を構成するアミノ酸の中で、動物自身が体内で作ることができないため、必ず食べ物から摂取しなければならない必須アミノ酸がある。その数は人が9種類、犬で10種類、猫で11種類あり、それぞれ1種類でも足りないとタンパク質は作られない。人より犬が1種類多く必要とするのはアルギニン、犬よりさらに猫にとって必要なのがタウリンだ。

 また、体を構成する要素として一番大切なものは「水」で、犬・猫の体の60~70%が水である。もし、体内の水が10%失われると重篤な状態になり、15%失うと死にいたる。従って、新鮮な水をいつでも飲める状態にしておくことが大切だ。ペットにとっての6大栄養素は、水、タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルである。

 猫は肉食動物であり、犬は雑食動物である。従って、同じメーカーが作った健康な成犬用と成猫用の食事の比較では、タンパク質や脂肪の含有量は、猫用が多くなっているはずである。また、子犬・子猫は、成長期なので、成犬・成猫より、タンパク質や脂肪の濃度の割合は高くなっている。

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