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【どこまで分かる その検査】MRI検査が苦手な人へ、オープン型MRI装置を開発 閉所恐怖症の人も安心な「脳ドック」 (1/2ページ)

 ある日、突然襲ってくる脳卒中。50歳以上で動脈硬化が進む生活習慣病をもっている場合、1度は「脳ドック」を受けてリスクを調べておいた方がいいと思っている人は多いはずだ。

 一般的にはMRI(磁気共鳴画像)装置を使って、脳の断面図(MRI)と脳の血管像(MRA)を撮影する検査が中心となる。しかし、実際にはこの検査が受けられない人が少なくない。普及する通常のMRI装置はトンネル型で、頭を狭い空間に囲まれる。「閉所恐怖症」の人だと気分が悪くなってしまうのだ。

 そんなMRI検査を苦手とする人に配慮して開発されたのが「オープン型MRI装置」だ。5年前に導入した「医新クリニック」(東京都板橋区)の安尾信院長が説明する。

 「オープン型は装置の頭の入る部分が1本柱構造の『コの字型』で、頭の周囲320度は囲まれず開いています。それにトンネル型は検査中にものすごい大きな検査音が響きますが、その騒音もオープン型では10分の1以下です。検査時の圧迫感や威圧感はかなり抑えられています」

 同院には、ネットで調べて来たり、他院からの検査代行などでトンネル型MRIが苦手な人が多く訪れる。しかし、すべての人がオープン型MRIで検査が可能になるとは限らない。脳MRI検査では、どんな型の装置でも頭部に「コイル」という鳥カゴのような形をした器具を装着しなくてはいけない。その時点でダメな、重度の閉所恐怖症の人も2~3割はいるという。