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【マンガ探偵局がゆく】大ヒットの影に苦悩あり… 福谷たかしさん「独身アパートどくだみ荘」 (1/2ページ)

★ミッション(40)消えたあのマンガ家の消息は

 今回の依頼は消えたマンガ家の消息に関するもの。

 「独身時代に大好きだったマンガに、福谷たかしさんの『独身アパートどくだみ荘』がありました。金なし職なし女なし…まさにあの頃の私のような主人公・堀好男に共感して、バイト帰りに立ち寄る定食屋さんで発売日には必ず読んでいました。作者の福谷さんはいまどうなさっているのでしょう?」(平凡なおっさん・59歳)

 『独身アパートどくだみ荘』は1979年から94年まで、芳文社の『週刊漫画Times』に連載されたマンガだ。

 JR中央線の阿佐ヶ谷駅(東京都杉並区)からほどよく離れた住宅密集地に建つおんぼろアパート「どくだみ荘」は四畳半ひと間に小さな台所がついて家賃は1万2000円。主人公はこのアパートに4年近く住み着いている堀好男・26歳。人生のスタートラインで出遅れたオチコボレだが、どくだみ草のような力強さで都会の片隅で生き延びていた。

 美女が引っ越してきてその気になっていたら彼女には立派な恋人がいたり、お金が手に入りそうになったと思ったら騙されていたり…。うまくいきそうでいかないその姿には、笑いとともにペーソスが漂い、共感を覚える読者が多かった。掲載誌の看板作品として単行本は累計500万部を超える。

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