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【マンガ探偵局がゆく】「がきデカ」で一世風靡した山上たつひこさん その後は小説家としても活躍 (1/2ページ)

★ミッション(42)「がきデカ」の作者はいま-

 今回は人気マンガ家の消息に関する調査だ。

 「水島新司さんの『ドカベン』が完結。長らく読んでなかったのですけど、最終回が載っている『少年チャンピオン』は読みたくて、コンビニをハシゴしてやっと手に入れました。山田太郎たちが甲子園で戦っていた時代の『チャンピオン』は、面白いマンガが目白押しだったことを思い出し、『ドカベン』と二枚看板だった『がきデカ』で一世を風靡した山上たつひこさんのことが気になりました。最近はあまり名前を見かけませんが、どうされているのでしょう」(元マンガ少年・55歳)

 依頼人の言う「あまり名前を見ない」というのは、いかがなものか。

 『がきデカ』は、少年警察官・こまわり君を主人公にしたスラップスティック・ギャグマンガの傑作。こまわり君の「死刑!」「アフリカ象が好き!」「八丈島のキョン」などのギャグは流行語にもなった。

 山上は徳島生まれの大阪育ち。『がきデカ』のテンポのいい笑いは、上方漫才や新喜劇の定番になっているボケ・ツッコミやコケ、一発ギャグがベースになっている。

 1980年に『がきデカ』の連載が終了した後は、不条理ギャグマンガなどを多数発表し、89年から90年に『がきデカ』の続編を連載した後、一時休筆した。

 その後、山上龍彦のペンネームで小説家へ転身。93年に講談社から出版された短編小説集『兄弟! 尻が重い』は文壇でも話題になった。

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