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【長田昭二 ブラックジャックを探せ】膠原病の完治を目指す 聖マリアンナ医科大学内科学教授、リウマチ・膠原病生涯治療センター長の川畑仁人さん (1/2ページ)

★聖マリアンナ医科大学内科学教授、リウマチ・膠原病生涯治療センター長の川畑仁人さん(51)

 川崎市宮前区にある聖マリアンナ医科大学病院。同大内科学(リウマチ・膠原病・アレルギー内科)診療部長を務めるのが、同大内科学教授の川畑仁人医師。

 医学部の学生時代に医療雑誌の膠原病特集を読み興味を持った。この分野を自身の専門に選ぶことを決意するが、すぐに膠原病内科に進むことはしなかった。

 「膠原病は全身の臓器に関連する病気なので、総合的に診る力が必要だろうと考えたのです」

 神経内科や救命救急など、あえて遠回りをすることで「全身を診る目」を養った上で、めざす膠原病の世界に到達した。そんな川畑医師のキャリアアップと時を同じくして、膠原病の治療法は急激な進化を遂げる。「生物学的製剤」と呼ばれる特効薬の登場により、病気の進行を抑え込む「寛解」という状態に持ち込める可能性が大幅に上昇したのだ。

 「免疫抑制剤や生物学的製剤と呼ばれる新しいタイプの薬を効果的に使うことで、患者さんの生活の質を高いレベルで維持できるようになってきました」(川畑医師)

 従来では考えられなかった劇的な進歩だ。しかし、川畑医師の目はさらに先を捉えている。