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【どこまで分かる その検査】がん発見に威力の全身MRI「DWIBS検査」 高性能化・高速撮像化で注目 (2/2ページ)

 「PETはがんが糖代謝が高いことを利用してがんを検索します。一方、DWIBSは、がんの細胞密度は高く、細胞間の水の動きが悪いことに着目して検索しています。原理が違うので得手、不得手とするがん種もそれぞれ異なります。DWIBSは実用化されて間もないので精度を比較試験したデータはありませんが、個人的な経験から精度はPETに劣らないと考えています」

 DWIBSは、2015年に国内の骨転移診療ガイドラインで推奨され、2017年には欧州泌尿器科学会から進行前立腺がんの転移検索として推奨されている。それに被ばくがなく費用が安いので、検査を繰り返す治療効果判定にも向いている。

 同院はDWIBSを保険診療でのみ行っているが、他院の患者でも紹介状があれば検査を受けることも可能(地域医療連携室が窓口)という。(新井貴)

 【検査費用は?】保険診療では3割負担で8000円程度。検査結果は通常は翌日までに出る。がん検診では自由診療となり、医療機関によって異なる。

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