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【ゆる登山はじめました】山の中でお酒を飲んでもいいの? 登山者の飲酒を考える (1/2ページ)

 ビールのおいしい季節。山を楽しんだ後、同行の山仲間と飲む「打ち上げ酒」は幸せの極みです。この一杯がたまらない! という人も多いと思います。酒好き(?)の登山者にときどき聞かれる質問が「山の中でお酒を飲んでもいいの?」です。山に登頂して、山頂で一杯! なんて、酒好きには大いに魅力的かもしれません。

 人によって答えは違うかもしれませんが、私の考え方は「行動中はお酒を飲まない」です。この後、山道を歩かなくてはいけないような状況では、お酒は飲みません。低山か、高い山かにかかわらず、です。山の茶店でお酒を売っているところは多いですし、実際に飲んでいる幸せそうな登山者も見かけますが、それでも飲みません。

 お酒を飲むとアルコールが脳に運ばれ、脳が麻痺(まひ)した状態になります。判断力が鈍ったり、気が大きくなってしまったりすることで大きな事故を引き起こすことがあります。山行中の飲酒は「飲酒運転」と同じ。車を動かしているか、自分の体を動かしているかの違いです。飲酒運転は危険なので厳しく禁じられていますよね。

 登山の場合、判断力が鈍れば転落・滑落、あるいは道迷いの原因となりかねませんし、酔いで足元がおぼつかなくなったり、行動ができなくなってしまうこともあるかもしれません。また、アルコールが脳に運ばれるには30分~1時間程度かかるものだそうです。飲んだ直後は大丈夫でも、歩いている途中で酔いが回ってきたらと思うと、ぞっとします。

 私はこのぐらいの量では全然酔わないから、と飲む人もいるでしょう。でも、酔っていないと感じていても、脳に飲酒の影響が出ていないとは限りませんし、その日の気候や体調によっても、お酒の回り方は異なります。このぐらいでは酔わないと主張しても、飲酒運転は厳しく取り締まられます。

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