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【菜湯紀】十勝岳温泉「凌雲閣」と「おもてなし朝食」 北海道上富良野町

 「十勝岳温泉」は、十勝岳の安政火口付近を掘削、1963年に雲を凌ぐ宿「凌雲閣」として標高1280メートルに開業、現在は2つの源泉が楽しめる。

 「酸性の湯」は酸性・含鉄(II)-アルミニウム・カルシウム-硫酸塩温泉でPH2.3。殺菌力の強い湯は皮膚病、切り傷、やけど、高血圧、動脈硬化症に良く効くという。源泉温度32.1度のまま内湯に注がれているので長湯が楽しめる。

 「鉄の湯」の泉質は、鉄(II)-カルシウム・ナトリウム-硫酸塩温泉でPH6.3の中性。無色澄明だが空気に触れると鉄分が酸化して濃い茶褐色に変わる。広い内湯と露天風呂に注がれ、別名は脳卒中の湯、美肌効果も期待できる。

 道内一の標高を誇る山の湯宿とは思えぬ「おもてなし朝食」は、ホタテフライ、ズッキーニ鶏そぼろ、卵焼き、厚切りベーコン、焼き鯖、ウインナー、スープカレー、イカ沖漬け、タラコ、宮崎(朝食担当シェフの出身地)の郷土料理、冷や汁ほか33品。ホタテフライのためだけに、タルタルソースが用意されていたり、調味料の充実度も抜群だ。 (一社)プレスマンユニオン理事/温泉ソムリエ・板倉あつし

 ■十勝岳温泉 元湯「凌雲閣」 北海道上富良野町十勝岳温泉。(電)0167・39・4112。平日2人1室1泊2食1万1800円から。詳細はWEBで。