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【阿部亮のつぶやき世界一周】糖尿病とは何か? 「高血糖」自覚症状なく…放置続くと失明や足切断の場合も

 知り合いの親族が糖尿病になったとのことで、糖尿病とは何かを調べてみた。

 主食の米や小麦などの炭水化物や、野菜や果物、酒類や清涼飲料などにはたくさんの糖類が含まれていて、それらは消化の後、小腸で吸収され血液の中をめぐる。血中の糖をエネルギーに変えることができる唯一のホルモンが、膵臓(すいぞう)から分泌される「インスリン」で、その過程で血糖値が下がる。

 糖はエネルギー源として非常に重要だが、暴飲暴食や運動不足などで血中の糖分が過多の場合、および肥満やストレスなどでインスリンの分泌が低下する、または効かなくなると「高血糖」になる。

 すると腎臓での吸収が追い付かなくなって、尿に排出され「高尿糖」が判明。定期的に健康診断を受けていれば、初期段階で簡単に分かり、食事と運動療法で治すことができる。

 だが、がんなど多くの重症化する病気と同様に、高血糖は全く自覚症状がないため、放置されてしまって糖尿病になるのだ。

 高血糖状態が継続すると、血管内に活性酸素が大量に発生し、主に毛細血管を傷付けることで、酸素と栄養が身体各所に運ばれなくなって、各種の合併症が起こる。目の毛細血管が傷む「糖尿病網膜症」では年間3000人が失明。「糖尿病神経障害」は、全身の神経細胞に血液が届かなくなり、主に足が腐って年間2万本もが切断されている。

 また高血糖が長期化すると、腎臓が機能しなくなる「糖尿病腎症」になり、人工透析が不可欠に。さらに普通の人の約3倍も発症するリスクのある心筋梗塞や脳梗塞も。

 定期健診は必ず受けよう。

 ■阿部亮 北海道札幌西高等学校卒業。19歳で陸路を世界一周。ニッポン放送「阿部亮のNGO世界一周!」のメインパーソナリティ。ミャンマー、ネパール、カンボジア、ブルキナファソ(西アフリカ)に12校の学校を建設している。

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