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【飯田達哉 酔いどれ師匠の酒場探訪】山形の料理と地酒、シメに手打ち蕎麦 「酒菜 角萬」(東京・新大久保) (1/2ページ)

 ★酒菜 角萬(東京・新大久保)

 コリアンタウンとして知られる東京・新大久保。異国情緒漂う街並みだが、大久保駅南口へとつながる路地は、山形、飛騨、北海道など郷土料理が軒を連ねる。そのひとつ、『和てじまぅる 酒菜 角萬』は山形庄内料理と山形の地酒、そして手打ち蕎麦が楽しめる店だ。

 新大久保はいまや韓国料理のほかにタイやインド・ネパールなどアジアンフードを中心にした多国籍な街。それはそれで魅力的だが、和食を食べたいと思うとなかなかむずかしい。その貴重な一軒がこのお店。

 オーナーの高橋伸子(しんこ)さんは山形の庄内地方出身。2005年に新大久保の別の場所に「てじまぅる」をオープンしたが、所縁のあった庄内・平田牧場のブランド肉「平牧三元豚」を使ったサムギョプサルを名物にした韓国料理店だった。「てじまぅる」というのは、韓国語で「豚の村」という意味だそう。

 そして翌年に2号店として西新宿に「マッコリバーてじまぅる」をオープン、2007年に手打ち蕎麦も出す庄内郷土料理店としてこの店を出す。13年には西新宿の店をどぶろくをメーンにした「濁酒本舗てじまぅる」とし、いずれも故郷庄内にちなんだ飲食店にした。