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【中高年の婚活Q&A】妻と死別した夫の法要、お墓をどうする?

 【今週のギモン】 妻と死別した夫の法要、お墓をどうする?

 【回答】 法要に同席する心の広さを持ち、遺影や遺品は片付けてもらう。一番の難問はお墓。事前に話し合っておくのが得策だ。

 「きっかけは遺影でした。よくよく考えてみれば、あって当たり前のことなんでしょうけど、心中穏やかならぬものを感じたのも確かです」

 そう話すのは千葉県柏市のIさん(59)。初めて通された彼女の部屋で死別した前夫の遺影を目撃してしまったのだと明かす。

 Iさんは性格の不一致で5年前に協議離婚。前妻が出ていった後の部屋には名残の品など一切ない。同じ再婚同士でこうも違うのかと深いため息をつく。

 「これは成り行きに任せておけないと2人での今後の暮らしについて話し合いました。その結果、仏壇と位牌(いはい)は認めたのですが、写真は飾らないということでまとまりました」

 Iさんは2人の決めごとをそう明かし、さらに前夫の法要は2人で取り仕切ることにしたのだと明かす。

 「心の広さを見せようと思いましてね。それでもその先の問題はこれからの話し合いですね」

 Iさんのいうその先の問題とはお墓の話。

 「私は実家の墓に入ろうと考えていたのですが、彼女は前夫の墓があるからと渋るんです」

 まさか彼女の前夫の遺骨をIさんの実家にというのは考えにくい。かといってIさんが2人の墓にというわけにもいかない。

 「死んだら別々というのも寂しいですし、妻の遺骨を分骨するというのも抵抗があるのでずいぶん悩まされました」

 そんなIさんに活路を開く話をしてくれたのが長男だった。

 「合同で祀(まつ)られる合祀(ごうし)墓を勧めてきたんです。なるほど、それなら彼女の前夫と一緒でも抵抗は少なく感じますよね」

 この案、彼女も大賛成という。(深澤恭兵)

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