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【ゆる登山はじめました】同じ難易度の山でも成長できる! 回数を重ね、経験値を上げていくのも立派なステップアップ (2/2ページ)

 それらはすべて自分の「経験値」になります。それをもとに、もう少し難易度が高い…歩行時間が長い、困難な部分がある山に登り、また「トライ&エラー」を繰り返していく。そんな山のステップアップができればいいと思います。

 山の難易度が上がるにつれ、無理のない計画、疲れない安定した歩き方、装備・服装の工夫…といった「ゆる登山の基本」が確実にできることが大切と実感できるはずです。標高差が大きく困難な岩場があるような山でも、ゆる登山で覚えた基本の積み重ねで、快適に安全に歩くことができるのです。

 お友達と、家族と、あるいはひとりで。行きたいと思ったら、どんどん山に行ってみてください。自分なりのステップアップで、山を楽しんでもらえたらと思います。

 「ゆる山」は今回で終わり、10月からは形を変えた「山物語」をお届けします。

 ■「お気に入りの山」を持つ

 山歩きを長く続けていくためにお勧めしたいのが、思い立ったら気軽に向かうことができ、心地よく過ごせる「お気に入りの山」を持つこと。

 自宅からのアクセスが良く、歩く時間が2、3時間程度の山なら、忙しい日常の気分転換に、病み上がりのときの足慣らしに、あるいは登山に不慣れなお友達を案内するのにも使えます。

 新緑、紅葉、雪景色と季節を替えて歩けば、山のさまざまな魅力を知ることができるでしょう。歩けば歩くほど山に親しみがわき、深く山を知ることができる。「自分の山」はあなたの山人生を豊かにしてくれるはずです。

 ■西野淑子(にしの・としこ) オールラウンドに山を楽しむライター。日本山岳ガイド協会認定登山ガイド。著書に「東京近郊ゆる登山」(実業之日本)、「山歩きスタートブック」(技術評論社)など。NHK文化センター「東京近郊ゆる登山講座」講師。

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