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【BOOK】芥川賞受賞・高橋弘希さん 主人公の年齢「大人でも子供でもない、中間ぐらいがいいかなと」 (1/3ページ)

★高橋弘希さん『送り火』(文藝春秋、1400円+税)

 4度目の候補作で晴れて芥川賞作家となった。受賞作は、津軽地方に近い地域が舞台。東京から転校した中学3年生を主人公に地元の少年たちとの交友が瑞々しく描かれるが…。(文・竹縄昌)

 --おめでとうございます。贈呈式(8月24日)を終えた感想は

 「ひと段落した感じです。いろんな流れがここで終了ということ」

 --受賞(7月18日)の知らせは

 「最初に電話がかかってきたとき思ったより時間が早かったのと、知らない電話番号だったので、シカト(無視)しちゃった。2度目の電話を取り受賞を知りました」

 --4度目の候補。緊張していた、あるいは慣れてしまっていた

 「慣れるというのはありますね。でも、1度目は緊張しました。そのあと毎回、候補になって、取れなかったときは悔しいというより残念感のほうが強かった。候補から発表までは、悶々と過ごすんですから。突然、電話で決まりましたよ、というシステムにしてくれればみんな楽なんですけどね」

 --さて、作品執筆のきっかけは

 「生まれたのは両親の実家のある青森県十和田市で、首都圏で成長しました。毎年、夏に帰ると田舎でお祭りがあって、3、4年前からいつかお祭りをテーマに何かを書こうと思っていました。『文學界』編集部から書きませんかという話になったとき、その話を提案した」

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