記事詳細

【日本の元気】福井国体式典演技、台風24号も吹き飛ぶ熱いフィナーレ! 2087人が「はぴねすダンス」披露 (1/2ページ)

 9月29日、福井国体開会式の朝、福井市は台風24号の影響でどしゃ降りの雨だった。国体の開会式は暴風雨でもない限り挙行される決まりだ。私が構成案を作った式典演技「アスリートたちへ贈る賛歌」は音楽とダンスで演じる物語だが、小学生も出演するだけに心配でならなかった。

 10時過ぎ、私は福井県営陸上競技場の観客席に雨がっぱをまとい着席。傘の使用は禁止ゆえ、シャワーを浴び続けるような3時間が過ぎ、パンツの中までびしょぬれ。午後1時、天皇・皇后両陛下ご臨席のもと式典演技が始まり、固唾をのんで見守った。

 バレエチームの振り付けを担当した乾倫子さん(仁愛女子短大ダンス部)は、「出番を待ち、長い時間雨に打たれてじっと我慢しているバレエ団の子供たちの姿を見て泣いていました」とふり返る。348人からなる合同バレエ団は、舞いながら色とりどりの大きな旗をフィールドいっぱいに日本列島の形に並べる。46都道府県から来県した選手、役員への歓迎表現だが、広げた旗は雨で重くなっている。それでも、8歳も含めたダンサーたちは見事に舞いながら、日本列島をきれいに描いてくれた。

 中村剛さん(ブレイクダンスのプロ)が振り付けを担当したヒップホップのチームは、各種スポーツ競技をダンスで楽しく表現。そこに、植田薫さん(武生商業高校吹奏楽部)が指揮をする吹奏楽団210人が、楽団席からフィールド上に楽器を抱えたまま降りてきて合流、演奏しながら踊るサプライズ演出を用意していた。633人の両チームは、見事な、楽しい協調演技を展開、会場からは笑いが起こった。

 続いて映画「チア☆ダン」で知られる福井商業高校ジェッツを中心とする454人のチアダンスチームが登場。力強い舞いを満面の笑顔で演じきり、大きな拍手が競技場を包んだ。作曲家の笠松泰洋さんの音楽が、見事にダンサーたちを牽引する「音楽の力」にも頭が下がった。

関連ニュース