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【阿部亮のつぶやき世界一周】夢を買う「宝くじ」 収益金の使い道は…

 前回に引き続き「確率」について。

 宝くじは確率の問題を最も日常的にしたものの一つ。実際にどれくらいの確率で当たってもうかるのか? 10月末に抽選される「ハロウィンジャンボ宝くじ」で調べてみた。

 ハロウィンジャンボのホームページによると1ユニット1000万枚の発売額は30億円で、1等3億円が1本▽1等の前後賞1億円が各1本▽2等1000万円が3本▽3等100万円が30本▽1等の組違い10万円が99本▽4等10万円が1000本▽ハロウィン賞5万円が1000本▽5等1万円が1万本-となる。

 宝くじを買って「当たった!」と言える最低ラインを1万円と仮定すると、計1万2135本が当たりで、その確率は約0・12%。そのほか6等3000円が10万本、7等300円が100万本。配当額の総合計は14億1990万円なので、宝くじ1ユニット全部買うと、15億8010万円の大損をする。

 その損(=地方公共団体の収入)は、約25%が販管費で、残り約75%が収益金で、都道府県+政令指定都市の公共事業費へ分配される。

 だから、ジャンボやロトやナンバーズやビンゴやスクラッチなど最近急に増えたさまざまな宝くじが、日々売られている。

 平成28(2016)年度の宝くじ販売総額は8452億円。3959億円が当選者へ、3348億円が地方に分配。それぞれの地方が必要なモノ(道路や公園、橋、美術館)を造ったり、少子高齢化対策や町おこし、芸術文化振興、よく分からない催物に使ったり…。

 なので宝くじは、買う方にとっては「見果てぬ夢!」、売る方にとっては「必要不可欠(?)な財源!」なのだ。

 ■阿部亮 北海道札幌西高等学校卒業。19歳で陸路を世界一周。ニッポン放送「阿部亮のNGO世界一周!」のメインパーソナリティ。ミャンマー、ネパール、カンボジア、ブルキナファソ(西アフリカ)に12校の学校を建設している。

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