記事詳細

【マンガ探偵局がゆく】見た目は怖いが、本当は優しい性格 藤子不二雄(A)「フランケンシュタイン」 (1/2ページ)

★ミッション(54)藤子不二雄(A)の「フランケンシュタイン」

 ちょっと珍しいホラーマンガの調査依頼だ。

 「ホラーの名作『フランケンシュタイン』が生まれて今年は200年ということを最近知りました。フランケンシュタインと言えば、ぼくは藤子不二雄(A)先生の『怪物くん』に出てきた怪物くんの家来のフランケンが大好きでした。その藤子先生が初めて『フランケンシュタイン』をマンガにした作品がある、と聞きました。ぜひ読みたいのですが手に入るのでしょうか?」(50歳・元怪獣少年)

 英女流小説家メアリ・シェリーが長編ゴシック小説『フランケンシュタイン、あるいは現代のプロメテウス』を出版したのは1818年3月11日。このときは匿名で発表されたのだった。

 よく間違えられるが、フランケンシュタインというのは怪物の名前ではなく、怪物を生み出した青年科学者ビクター・フランケンシュタインのこと。怪物には名前はない。

 また、よく知られている傷だらけの四角い頭や首のボルトなどは1931年にアメリカのユニバーサル・ピクチャーズが映画化したときに生まれたものだ。

 日本では明治時代に小説の抄訳が出ているが、全訳が出たのは戦後になってからだ。

 藤子不二雄(A)によるフランケンシュタインのマンガは『巨人の復讐』というタイトルで、1957年に講談社の月刊誌『少年クラブ』10月号別冊付録として発表された。

関連ニュース