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【BOOK】中国ではウソは“最大の文化” だまされる者こそがバカ 石平さん「中国五千年の虚言史」 (1/2ページ)

 「南京大虐殺の30万人の犠牲者」「尖閣諸島の領有問題」…なぜ、中国人は明らかなウソをつき、何ら恥じ入ることがないのか? それは「ウソとだまし」こそが、中国最大の文化であるからだ。元中国人の気鋭の評論家が明かす、仰天の1冊。(文と写真 南勇樹)

 --日本人はウソを恥と感じる。ところが、中国人はそうではないと

 「中国語に『ウソつき』という明確な言葉はありません。私自身、家庭や学校で『ウソをつくな』と教えられたことはないし、ウソをついて怒られたこともない。これが、日本人には不思議でしようがないのでしょう。私が来日したとき、日本人ビジネスマンから『なぜ中国人が取引の場でも堂々とウソをつくのか分からない』と聞かれたことを思い出しますね」

 --ウソが文化になっている。それは5000年前から変わらない

 「そもそも中国の歴史が5000年というのも怪しいんですが(苦笑)。ウソの文化の根本は、儒教が理論づけた『易姓(えきせい)革命』にあったと思います。それは、天命を受けた『徳の高い』天子が国を治め、民衆を統治するというものですが、もし天子が徳を失えば、別の有徳者に天命が与えられ、新たな王朝を建てる…。ところが実際の歴史では、武力で前政権を倒して権力を奪うわけです。だから『徳が高い』状態を維持するにはウソで歴史を塗り固めねばなりません。『禅譲』などウソもウソですよ」

 --項羽を破った漢の劉邦や、三国志の劉備など、日本では「正義のヒーロー」のイメージです

 「全部ウソですね。項羽が敗れたのは、劉邦ほどの腹黒さと厚顔さがなかったからでしょう。物語『三国志演義』では、義理人情に篤(あつ)い聖人君子として描かれる劉備も実際は、約束は守らないし、だまし討ちで国を盗ってきた男でした。ただ中国では、ウソとだましによって権力の座につくことは当然のことであり、何ら非難されることではない。むしろ、正直に行動してだまされる者こそがバカなのだと考えます。(儒教をつくった)孔子だってウソを認めているくらいですから」

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