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【つらい「腰痛」の最新対策10講座】中高年は要注意の「ぎっくり腰」 予防にストレッチ体操も (1/2ページ)

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 日本人の40~60歳代の約4割が悩まされているといわれる「腰痛」。とはいっても、腰が痛くなる原因はさまざま。腰痛を引き起こす代表的な病気と最新治療を10回にわたり連載する。

 突然、腰にギクッと強い痛みが走り、瞬時にして体が動かせなくなる通称「ぎっくり腰」。ドイツでは、杖(つえ)で腰を一撃されたような激しい痛みから「魔女の一撃」という言葉で表現されている。

 医学的な正式名称は「急性腰痛症」と呼び、痛み方は体を動かすと腰が痛む「体動時痛」が特徴。痛む場所は腰だけで、脚に痛みやしびれを伴うことはない。山田記念病院・整形外科(東京都墨田区)の長谷川伸医師が説明する。

 「発症は、日常生活の中で不用意な動作をした瞬間に起こることが多い。たとえば、前かがみで物を取ろうとしたとき、洗面台などで中腰の姿勢をとったとき、くしゃみやせきをしたとき、掃除機をかけている最中など。ただし、その瞬間でなくても、翌朝起きたら痛くて動けないというケースもあります」

 実は、ぎっくり腰の痛みの原因ははっきり分かっていない。レントゲンなどの検査をしても、骨や椎間板、神経などに異常が見つからない腰痛(非特異的腰痛)の1つに分類されている。病態の説としては、肉離れのようなもの(筋・筋膜由来)、関節ねんざのようなもの(椎間関節由来)といわれているという。

 しかし、発症は腰の疲れがたまっていたり、運動不足など、もともと腰のコンディションが悪いと起こりやすい。加齢による腹筋や背筋などの筋力低下も発症要因となるので、若年層よりも中高年の方が要注意だ。

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