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【つらい「腰痛」の最新対策10講座】原因が特定できない「慢性腰痛」の治療法とは? (1/2ページ)

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 国内の腰痛患者は約2800万人(厚生労働省調べ)と推定され、そのうち約半数は腰の痛みが3カ月以上続いている状態の「慢性腰痛」だ。しかし、腰痛は原因となる病気が特定できるもの(特異的腰痛)はむしろ少なく、腰痛全体の約85%は原因が分からない「非特異的腰痛」といわれる。

 実際のところはどうなのか。山田記念病院・整形外科(東京都墨田区)の長谷川伸医師が説明する。

 「この非特異的腰痛の割合は、海外のプライマリーケア(家庭医)の統計です。腰周辺に痛みの原因があるのは明らかでも、画像検査などの結果が一致しないことはよくあります。それは腰周囲の筋肉疲労など、骨以外に原因がある場合が大半です。最初から整形外科専門医が診察すれば、腰痛の8割くらいの原因は診断できるでしょう」

 病気といえる異常は特定できなくても、痛みの要因となるものはいくつもある。悪い姿勢、運動不足、血行不良、加齢などによる腰への負担の蓄積。これらの要因が重なり、痛みが出る場合もある。また、精神的ストレスや不安などの要因も痛みにつながるという。

 では、原因が特定できない慢性腰痛には、どんな治療法があるのか。主に「運動療法」「認知行動療法」「薬物療法」を組み合わせるという。

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