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【つらい「腰痛」の最新対策10講座】子供の頃の活発なスポーツが原因「腰椎分離症」 放置すると症状進行、歩行困難に (1/2ページ)

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 小児期に活発にスポーツしていたことが原因で、大人になって腰痛が起こる場合がある。「腰椎分離症」という脊椎疾患だ。埼玉協同病院・整形外科の仁平高太郎部長が説明する。

 「腰椎の後ろ半分にある『椎弓(ついきゅう)』という部分が、分離してしまう疲労骨折の1つです。特にジャンプや腰をひねる動作を繰り返すスポーツで発症しやすく、一番下の第5腰椎に起こりやすい。スポーツをしている子供では、3~4割が分離症になっているといわれます」

 中学、高校生の腰痛の原因の1つであり、主に運動時に痛みが出る。一方、痛みがまったく出ずに気づかないまま過ごしていて、大人になって腰痛が起きたときにレントゲンを撮って初めて見つかるケースも少なくない。

 10代の発症初期であれば、半年ほどスポーツ活動を休止して、コルセットやギプスなどの装具で固定していれば骨が付くこともある。しかし、時間が経過してしまうと再び骨が付くことは期待できない。

 大人になって分離症が腰痛の原因であれば、痛みのコントロールが治療の目標となる。痛みの強いときは痛み止めの薬を使ったりするが、筋肉のバランスを取るために腹筋訓練や背筋・大腿部のストレッチをすることも重要という。

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