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【つらい「腰痛」の最新対策10講座】50代以降に増える「脊柱管狭窄症」 軽度~中等度なら保存的治療で症状改善 (1/2ページ)

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 50代以降から徐々に増える腰痛の原因となるのが「脊柱管狭窄症」だ。しかし、腰痛自体はあまり強くなく、腰から尻、さらにふくらはぎにかけて現れる脚の痛みやしびれの方がつらい。埼玉協同病院・整形外科の仁平高太郎部長が説明する。

 「背骨には『脊柱管』という脊髄の神経が通っているトンネルがあります。年をとると脊柱管を囲んでいる背骨が変形したり、椎間板が膨らんだり、靱帯が厚くなったりして脊柱管が狭くなる。それによって神経が圧迫され、発症するのが脊柱管狭窄症です」

 脊柱管は背筋を伸ばすと狭くなるので痛みやしびれが強くなる。逆に前かがみの姿勢だと、脊柱管が広がるので症状が軽くなる。そして、ほとんどの発症者にみられる典型的な症状が「間欠跛行(かんけつはこう)」だ。ある一定の距離を歩くと両脚に痛みやしびれが現れ、少し休むと症状がおさまるのが特徴だ。

 「間欠跛行は、脚への血流障害の閉塞性動脈硬化症でも起こります。しかし、違いは脊柱管狭窄症の場合、前かがみや座って休まないと症状が治まらない。閉塞性動脈硬化症の場合は、立った(背筋を伸ばした)状態でも少し休めば再び歩くことができます」

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