記事詳細

【つらい「腰痛」の最新対策10講座】20~40代に発症しやすい「椎間板ヘルニア」 下半身ストレッチで予防 (1/2ページ)

★(6)

 腰痛の原因となる病気で、脊柱管狭窄症は高齢になるほど増えるが、働き盛りの若い世代(20~40代)に発症しやすいのが「椎間板(ついかんばん)ヘルニア」だ。

 椎間板は、いくつも連なる背骨(椎体)と背骨の間にある軟骨組織で、衝撃をやわらげるクッションの役割をしている。上から見るとバウムクーヘンのような円状で、外側の輪の部分は「線維輪」という硬い線維組織で、中心部に「髄核」と呼ばれるゲル状で粘り気のある組織がある。

 椎間板ヘルニアは、髄核が線維輪を押し出して外に飛び出すような病態だ。NTT東日本関東病院・脊椎脊髄病センターの山田高嗣センター長が説明する。

 「椎間板ヘルニアは、髄核が神経の通る脊柱管の方(背中側)に飛び出して神経を圧迫することで腰や脚の痛みが生じます。脊柱管狭窄症では、脊柱管が全体的に狭くなって神経を圧迫しますが、椎間板ヘルニアでは左右どちら側かに髄核が飛び出すことが多く、いわゆる『座骨(坐骨)神経痛』が片側の脚に現れるのが典型的な症状です」

 座骨神経痛とは、太ももの後ろ側からふくらはぎやすねの外側に広がる痛みやしびれの症状のこと。一般的に脊柱管狭窄症は一定の距離を歩くと両脚が痛くなる間欠跛行(はこう)が特徴だが、椎間板ヘルニアは片脚の痛みが強く、安静時でも痛みが出る場合があることが鑑別の1つとしてあげられている。

 そのため手を腰に当て片側をかばうように歩いたり、姿勢が左右どちらかに傾くという。

関連ニュース