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【つらい「腰痛」の最新対策10講座】2泊3日で退院できる 超低侵襲の椎間板ヘルニア手術 (1/2ページ)

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 椎間板ヘルニアで手術を受ける患者の割合は、全体の8%くらいといわれる。

 保存的治療をしても脚の強い痛みやしびれが3カ月以上続いて、生活に支障があれば患者の希望に合わせて手術が検討される。排尿障害や筋力低下を伴う場合は、3カ月待たずとも早く手術した方がいい症例だ。

 椎間板ヘルニアも脊柱管狭窄症の手術と同様に、体の負担が少ない内視鏡を使った低侵襲手術が行われている。一般的に「MED(内視鏡下椎間板摘出術)」と呼ばれる術式が行われている。脊椎手術のほとんどを内視鏡手術で行っている「稲波脊椎・関節病院」(東京都品川区)の岩井宏樹医師が説明する。

 「MEDで腰に切開する傷口は脊柱管狭窄症の内視鏡手術(MEL)と同じ2センチ弱で、1カ所です。翌日から歩けて、入院は前日入院で4、5日。ですから傷口が3~5センチの切開手術に比べて、2分の1~3分の2程度の入院期間で社会復帰できます」

 具体的には、開けた穴から金属製の筒を挿入し、内視鏡や鉗子などを入れて骨の一部を削って器具を進め、モニターを見ながら神経を圧迫しているヘルニア(髄核)を摘出する。手術時間は正味30分前後だ。

 しかし、最近ではさらに超低侵襲の「PED(ペド)」という最新の内視鏡手術が行われるようになり、腰椎の手術では「PELD(ペルド=経皮的内視鏡下腰椎椎間板摘出術)」と呼ばれる。

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