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【人とペットの赤い糸】「日本犬」を天然記念物から世界遺産に! 秋田犬など6犬種存在 (1/2ページ)

 今年2月に行われた平昌(ピョンチャン)五輪の女子フィギュアスケート金メダリスト、アリーナ・ザギトワ選手(ロシア)に、日本の秋田犬保存会から雌の秋田犬をプレゼントされたことが大きく報道された。

 世界の在来種や絶滅した犬種まで含めると、700~800種類の犬が存在している。日本では明治から昭和初期にかけて、洋犬の移入などによって雑化が進んだ時期があり、日本犬絶滅の危機があった。これに危機感を抱いた研究家の斎藤弘吉は1928年、日本犬の復興を呼びかけ、日本犬保存会を創立した。

 日本犬保存会や各犬種の保存に尽力していただいた方々のおかげで、日本犬は6犬種存在している。日本犬保存会は、「日本犬標準」を34年に制定した。文部省によって、31年から37年にかけて、日本犬は国の天然記念物に指定された。古い順から、秋田犬(大型)▽甲斐犬(中型)▽紀州犬(中型)▽柴犬(小型)▽四国犬(中型)▽北海道犬(中型)-となる。国の天然記念物は傷つけたり、採取することを禁じている。また、天然記念物に指定された犬は猟犬として利用してはならない。

 日本犬の遺伝子的特性は最もオオカミに似ているとされている。各犬種を簡単に紹介したい。

 秋田犬は秋田県大館地方を中心に飼育されていた。大型でしっかりした体格。性格は穏やかで誠実な面を持っているが、元々は獲物を追い立てたり、闘犬として活躍する時代もあった。

 秋田犬の忠実さを一躍有名にした忠犬ハチ公は、東京帝国大学農学部(現東京大学農学部)教授の上野英三郎氏に飼われていた。東京・渋谷の銅像も有名だが、東京大学農学部には上野教授とハチの銅像がある。

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