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【マンガ探偵局がゆく】最終回の原稿は金庫の中に!? 「ゴルゴ13」誕生50年、ウワサの真相は… (1/2ページ)

★ミッション(56)誕生50年を迎える『ゴルゴ13』

 劇画『ゴルゴ13』が今月、誕生50年を迎える。川崎市市民ミュージアムでは、「連載50周年記念特別展 さいとう・たかを『ゴルゴ13』 用件を聞こうか……」が30日まで開催中。ほかにも記念イベントが目白押しで、探偵局にはこんな依頼も届いた。

 「『ゴルゴ13』の最終回はすでに描き上がって、さいとう・プロの金庫に保管されている、という書き込みをネットで目にしたのですけど、これは本当ですか。調査してください」(42歳・デューク南郷)

 残念ながら、最終回がすでに原稿になっているという話はいわゆる「都市伝説」だ。25年以上も前から同じ噂はなんども流れていて、その都度さいとう・たかを自身が否定しているのだ。

 ただし、最終回のストーリーやコマ割りは、50年前の連載開始時にさいとうの頭の中でまとまっていて、当時のスタッフだった武本サブローと石川フミヤス(ともに故人)はディスカッションの席で聞かされていたという。

 さいとう・たかをは、ストーリーをつくるときに〈オチ〉を先に決めてから、それを活かすにはどういう展開がいいのかを考えるタイプ。『ゴルゴ13』の連載が始まった時に編集部が依頼したのは、10話で完結するアクションものだったので、スタッフを交えたミーティングでも第10話を決めてから、1~9話分のストーリーを組み立てていったのだ。

 連載の継続が決まった時にさいとうが採用したのは、第10話の後に新たなエピソードを付け加えるのではなく、第10話の前に新しいエピソードを挟むという手法だった。

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