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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「晩」》札幌に128年ぶりに遅い初雪 (1/2ページ)

 11月20日未明、事務所で仕事を片付けていたところ、窓をバラバラとたたく音が聞こえた。ついに来たか…。あわてて窓に駆け寄った。その音の主はみぞれ、つまり「雪」だ。観測史上もっとも遅かった1890年と並ぶ。

 札幌に赴任して以来、4回目の冬を迎えた。慣れたつもりではいるが、やはり雪がないのは生活しやすい。自転車で移動することもできるし靴もヒールをはける(但し、雪でもヒールを上手にはきこなす札幌マダムも多いが…)。

 なにより滑る危険性が少ない。すべって転んで尻の尾骨骨折を経験した身にとってはありがたかったが、今年もついにきてしまった。雪道の滑りやすさを予報する「つるつる予想」も22日から始まる。

 昨年度、札幌市で雪道の転倒で運ばれた人の数は1321人。搬送人数は12月が400人ともっとも多い。北海道の住人といえど、雪に慣れるまでは転倒、搬送人数も増えるとみられる。

 生活するには決して楽ではないが、雪自体はとても好きだ。関西生まれで縁がなかった分、雪景色は何より美しく感じ、新雪に足跡をつける楽しさ、ピンと張った空気のすがすがしさがたまらない。東京に帰ると空気の乾燥をまさに肌で感じる。雪は適度に湿度をもたらしてくれるため美容にもいいと得心している。実際、東京時代、乾燥が原因でかゆみなど肌荒れに見舞われたが、札幌生活では無縁だ。

 雪が遅かったのは温暖化が直接の原因というわけではなさそうだが、地球温暖化の影響は着実にある。札幌管区気象台によると、北海道の平均気温は過去100年間で約1・6度上昇したという。