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【60億人に悦びを TENGAの未来図】ドラッグストアで閃いた万人受けする“締め付け感” 人気トップ「ディープスロートカップ」の原型に (1/2ページ)

 男性器を差し込み自慰を楽しむ、カップ型やホール型のアダルトグッズ。21世紀に入ってもなお、日本のものづくりの先進性から取り残され、新商品といっても技術的な進歩が乏しいため、リピーターもつかず短命で終わるのが宿命でした。

 しっかり研究開発をして、長く支持される「定番」を生み出したい。そのキモとなるのが、直接肌に触れるカップ内部の軟質素材の形状です。柔らかくて自由に形を作れる素材を探し求めていたある日、治療で行った歯医者さんで歯型を取られながら、「これだ!」とひらめきました。

 口の中で感じた、このブルッとした弾力。幼なじみの歯科技工士にすぐ相談して、2種類の液体を混ぜて使う「デュプリコーン」という素材に行き当たり、型を作る技術を教えてもらいました。

 手順はまず石膏で外側の型を作り、そこにデュプリコーンを流し込むという要領。これで軟質素材をどんな形にすれば快感へと導けるのか、じっくり研究を進めることができました。細かい部分の型作りには、子供時代に熱中したプラモデルのパテ使いも生きました。

 研究の一環で、自分の局部の型もとったのですが、これはかなりの苦行でした。固まりきるまで勃起させ続ける必要があるのですが、ひんやり冷たくて縮んでしまうと台無し。ものすごい耐久力が求められるのです。

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