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【食と健康 ホントの話】カルシウムのサプリ過剰摂取で心筋梗塞リスクも上昇!? (1/2ページ)

 現代日本人の多くはマグネシウムが不足していて、こむら返りから循環器疾患、糖尿病など生活習慣病の発症に影響を及ぼしている、というのが前回までの話。

 そのマグネシウムの摂り方としてすぐに思いつくのが、サプリメントだろう。よく売られているのは、カルシウム2に対してマグネシウム1の比率のサプリだ。この2つのミネラルは相反する働きをするなどの理由により、カルシウムとマグネシウムの比率は2対1がよいと考えられてきた。マグネシウムのサプリメントを購入しようとドラッグストアに行くと製品の多くがカルシウムとセットになっているのは、こうした理由からだ。

 しかし、マグネシウムのより慢性的な摂取不足で、この比率は増大している。カルシウムを意識して摂る人は多いが、それ以上にマグネシウムを意識して摂らないと、この比率は上昇して、虚血性心疾患での死亡率が増えてしまうことが懸念される。

 だから、マグネシウムとカルシウムが両方入ったサプリを積極的に摂ろうと思うのはちょっと待ってほしい。東京慈恵会医科大学客員教授(糖尿病専門医)の横田邦信医師はこう説明する。

 「どちらも重要なミネラルで、なおかつ日本人に不足しているので積極的に摂るのはいいのですが、カルシウムを意識して摂ると、マグネシウムとの比率がどんどん上がってしまうので注意が必要です」

 実際に、カルシウムのサプリを過剰に摂取すると、心筋梗塞のリスクが31%上昇するという研究報告もあるほどだ。

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