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【阿部亮のつぶやき世界一周】人を構成する細胞の数は37兆個!? 従来の説「60兆個」より40%減のワケ

 従来、人を構成するすべての細胞の数を調べると、答えは「60兆個」だったのに、最近読んだ科学系の記事では「人の全細胞数は37兆個」と、従来の説より約40%も減っていた。ナゼなのか調べてみた。

 以前の説では細胞の大きさは、概算で一辺が10マイクロメートルの立方体で、重さは10億分の1グラム、体重が60キロの人間を標準とすると60兆個。実はスゴク適当でイイ加減な計算だった。

 それが最近の医学や分子生物学の発展から、心臓・肝臓・腎臓・胃・腸などの内臓、肺・気管支などの呼吸器、骨・骨髄・骨格筋などの骨格、血液・血管系、神経系、脂肪組織、皮膚組織などなどについて、それぞれ専門家が、より正確に細胞の大きさを計測し、個々の臓器の体積から細胞数を計算し積算した。

 その結果、30歳で身長172センチ、体重70キロの場合、細胞の総数は、37兆2000億個と推定されることになった。

 体細胞の中で最も量が多いのは赤血球で、何と26兆3000億個。人体の細胞の3分の2は赤血球となる。呼吸によって肺から得た酸素を取り込み、血液循環によって体の隅々の細胞に供給、同時に二酸化炭素の排出も行う。生物として最も重要な仕事を膨大な数の赤血球が担っている。

 人の細胞の中で最大のものは卵子で、直径は0・1ミリ強。対する精子は全長0・06ミリ。それが受精して1個の受精卵が生まれて以降、2→4→8→16→32-と細胞分裂を繰り返して、誕生から8カ月後までには、成人とほぼ同じ37兆個になる。

 ■阿部亮 北海道札幌西高等学校卒業。19歳で陸路を世界一周。ニッポン放送「阿部亮のNGO世界一周!」のメインパーソナリティ。ミャンマー、ネパール、カンボジア、ブルキナファソ(西アフリカ)に12校の学校を建設している。