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【60億人に悦びを TENGAの未来図】障害者や高齢者の性生活も豊かに…2020年には画期的な製品も (1/2ページ)

 ■2020年めどに画期的製品開発中

 真っすぐな筒型しかなかった男性用の自慰カップに、足のむくみを取る女性用の着圧ソックスからひらめいて「くびれ」を取り入れ、革命的な“締め付け感”を実現。この「ディープスロートカップ」を皮切りに、形質に機能を持たせるという発想から個性的な試作品が次々と生まれました。

 ヘッド部が自在に動く「ローリックヘッドカップ」は、100円均一ショップで箱買いしたピコピコハンマーを流用。同じく100均のチューブから、握りしめた自分の手でも刺激できる「ソフトチューブカップ」も誕生。試してくれた知人らの反応も上々でしたが、前例のない商品に「これならいける」と確信が持てる着地点はありません。

 細いツテを頼って大手流通業者にプレゼンの機会をもらい、数点の自信作を携えて上京したのは脱サラしてから2年後。そして2005年7月、ついにTENGAカップシリーズ5種が発売されました。アダルトグッズは5000個売れればヒットとされる中、1年で累計100万本出荷。今や業界でも例がないロングラン商品となり、60カ国で愛用されています。

 あれから13年。「必ず新しい技術かアプローチを入れる」という日本のメーカーの鉄則を守りながら、性生活を豊かにする新製品を開発してきました。卵型パッケージで中身をコンドームのようにかぶせ、多種多様な突起を楽しむ男性用自慰グッズ「エッグ」。女性だけの開発チームから生まれた、美容器具のように普段使いできる女性用自慰グッズ「イロハ」。指や局部などにはめて使えるカップル向け各種バイブレーター-。近年は妊活や性機能低下など、性の悩みを解決する研究にも力を入れています。