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【どこまで分かる その検査】梅毒が44年ぶりに5000人超え 匿名で受けられる性感染症の検査 (1/2ページ)

 性行為がある限り、誰でもかかる可能性がある「性感染症(STI)」。全体的にはクラミジアや淋病の発症が多いが、近年、爆発的に増加しているのが梅毒で、昨年の報告数は44年ぶりに5000人を超えている。

 風俗など不特定多数との性行為があった後に性器周辺に違和感があったり、症状がなくても不安があれば専門医を受診して検査を受けた方がいい。自分にまったく身に覚えがなくても、特定のパートナーから感染している場合もある。

 では、心当たりのある性行為から、どれくらい経過していれば検査で病原体が検出できるのか。自由診療の性感染症専門施設「プライベートケアクリニック東京」(新宿区)の尾上泰彦院長が説明する。

 「クラミジアや淋病などは、感染の可能性があった日からすぐに検査できます。梅毒は感染の機会から6週間後ぐらいから、HIVは2カ月後から受けられます。症状があって、不安を感じていればいつでも診察を受けてください」

 同院で調べることができるSTIは20数種類。しかし、実際には被検者は自分が何に感染しているのか分からない。そのため検査のみ希望の場合は、主な項目を組み合わせたセット検査メニューを用意している。自由診療なので保険証提示の必要もなく、匿名で受けられるという。

 検査方法は「採血」「尿」「腟分泌液」「うがい液」など、病気や検査の種類によって異なる。たとえば、セックスとオーラルセックスで感染する病気を調べたい場合は「フル検査(全7項目)」。クラミジアと淋病は尿(男)と腟分泌物(女)で性器の感染を調べ、のどの感染の検査は、うがい液を用いる。HIV、梅毒、B型肝炎は採血で調べるといった具合だ。

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