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【安達純子 健康寿命UP術】食べたヨーグルトが腸に合っているか、判別する方法は? (1/2ページ)

 忘年会の時期には、いつもよりも飲酒量が増えやすい。「昨夜はちょっと飲みすぎたな」と思った翌朝、下痢に見舞われてしまうこともある。それは、健康と深い関わりのある腸内細菌が乱れた証しだ。

 「人間の腸内に1000兆個も存在するといわれる腸内細菌は、さまざまな細菌によって成り立ち、その構成によって免疫機能、ビタミンやホルモン合成、食べ物の分解などに関わっています。多量飲酒は腸内細菌にダメージを与えるのです」

 こう説明するのは、千葉大学医学部附属病院消化器内科特任助教の齊藤景子医師。同科では今年3月、クリニックなどで手に負えない難治性の便秘患者の受け皿となる便秘外来(要紹介)を開設した。齊藤医師は、重症の便秘の診断・治療を行う一方、クローン病や潰瘍性大腸炎など、腸の病気の治療を専門としている。

 「健康を維持するために、腸内細菌は大切な役割を果たしています。それを維持するには、正しい食生活や運動習慣、ストレス解消などが欠かせません。正しい方法で腸の健康を守っていただきたいと思います」

 腸を守る食事の代表格といえば、腸の善玉菌となる乳酸菌などを含んだヨーグルト。毎日、ヨーグルトを食べると腸の健康に役立つと考えられているが、乳酸菌にはたくさんの種類がある。自分の腸の中にいる菌との相性があり、単にヨーグルトを食べても、その乳酸菌が腸内で増えるとは限らない。

 「腸内細菌の構成は、1~2歳でほぼ完成します。なぜ、どのように構成されるのか、詳しいことはわかっていません。細菌の構成は双子でも異なり、食生活などによって構成する細菌のバランスが変動しても大きく入れ替わることはないとされています」

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