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【江口まゆみ 酔っぱライターのお酒見聞録】ブームで振り返る「平成」 淡麗辛口、地ビール、赤ワインに焼酎、ウイスキー…次に来るのは? (1/2ページ)

 今年も残りわずか。来年春には元号も変わる。そこで今回は、平成の30年間を酒とともにふり返ってみたい。

 平成はじめのバブルの頃、日本酒は新潟の淡麗辛口が流行っていた。「水のように飲める」と上善如水(じょうぜんみずのごとし)が大人気。初の高級地酒として、久保田がデビューしたのもこの頃だ。

 平成7(1995)年は「地ビール元年」といわれた年。これは当時旋風を巻き起こした細川政権による、規制緩和政策だった。そしてこの年に私は酔っぱライターになり、地ビールを取材するため、日本全国を回ることになった。玉石混交だった地ビールはその後淘汰され、今はクラフトビールとして再び脚光を浴びている。

 平成9(97)年頃から突然ブームになったのは、赤ワイン。それまで日本では白ワインの方が人気だったが、「赤ワインは体に良い」という説が広まり、とくにチリワインが安くて旨いと大人気に。チリのカベルネ・ソービニョンを指して「チリカベ」という言葉も生まれた。

 平成15(2003)年から数年間続いたのは、焼酎ブームだ。地元ではお湯割で飲まれていた芋焼酎を、「オンザロックに合う」として東京に紹介すると、大ブレーク。森伊蔵や富乃宝山は、今でも人気銘柄だ。