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【ドクター和のニッポン臨終図巻】「人生は長さではない」平成に逝ったスターたち-がん編 

 平成の訃報を駆け足で辿る後編。前回は非がんの訃報を取り上げましたが、今回はがん。私が特に印象に残っている方の死を各年ごとに振り返ります。

 ■平成元年 漫画家の手塚治虫さんは胃がん、60歳。

 ■2年、小説家の池波正太郎さんは急性白血病、67歳。

 ■3年、安倍首相の父である国会議員の安倍晋太郎さんは膵臓(すいぞう)がん、67歳。

 ■4年、小説家の中上健次さんは腎臓がん、46歳。

 ■5年、アナウンサーの逸見政孝さんはスキルス胃がん、48歳。

 ■6年、女優の乙羽信子さんは肝臓がん、70歳。

 ■7年、料理家の土井勝さんは肝臓がん、74歳。

 ■8年、俳優の渥美清さんは転移性肺がん、68歳。

 ■9年、俳優の勝新太郎さんは下咽頭(いんとう)がん、65歳。

 ■10年、漫画家の石ノ森章太郎さんは悪性リンパ腫、60歳。

 ■11年、プロレスラーのジャイアント馬場さんは大腸がんの肝転移による肝不全、61歳。

 ■12年、プロレスラーのジャンボ鶴田さんは肝臓がんのため肝臓移植手術中に死去、49歳。

 ■13年、落語家の三代目古今亭志ん朝さんは肝臓がん、63歳。

 ■14年、曲芸師の海老一染太郎さんは胃がん、71歳。

 ■15年、漫画家の青木雄二さんは肺がん。58歳。

 ■16年、コメディアンで俳優のいかりや長介さんは原発不明がん、72歳。

 ■17年、歌手の本田美奈子さんは急性骨髄性白血病、38歳。

 ■18年、漫画家のはらたいらさんは肝臓がん、63歳。

 ■19年、コメディアンで大阪府知事も務めた横山ノックさんは咽頭がん、75歳。

 ■20年、俳優の緒形拳さんは肝臓がん。71歳。

 ■21年、ロックミュージシャンの忌野清志郎さんは咽頭がんからのがん性リンパ管症、58歳。

 ■22年、劇作家のつかこうへいさんは肺がん、62歳。

 ■23年、キャンディーズのスーちゃんこと田中好子さんは乳がん、55歳。

 ■24年、歌手の尾崎紀世彦さんは肝臓がん、69歳。

 ■25年、歌舞伎役者の市川團十郎さんは白血病、66歳。

 ■26年、俳優の高倉健さんは悪性リンパ腫、83歳。

 ■27年、俳優でタレントの愛川欽也さんは肺がん、80歳。

 ■28年、第58代横綱の千代の富士貢さんは膵臓がん、61歳。

 ■29年、アナウンサーの小林麻央さんは乳がん、34歳。

 ■30年、プロ野球で名監督だった星野仙一さんは膵臓がん、70歳。

 スターたちのがん闘病から、私も多くのことを学びました。人生は長さではないとつくづく思います。

 ■長尾和宏(ながお・かずひろ) 医学博士。東京医大卒業後、大阪大第二内科入局。1995年、兵庫県尼崎市で長尾クリニックを開業。外来診療から在宅医療まで「人を診る」総合診療を目指す。近著「薬のやめどき」「痛くない死に方」はいずれもベストセラー。関西国際大学客員教授。

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